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節約で幸せになれる人、不幸になる人の5つの違い
現代社会で、節約は生活を豊かにするための重要なスキルとなっていますが、すべての節約が幸福に結びつくわけではありません。ここでは、節約が幸せにつながる人と不幸につながる人の違いを5つの観点から解説します。
1. 変化を受け入れられるか
節約で幸せになるための最初のポイントは、「変化を受け入れられるかどうか」です。
節約の本質は、現状維持を前提とするのではなく、生活環境や習慣の変化に柔軟に対応することにあります。
たとえば、家計簿と家にあるモノを分析した結果「着ていない衣服がたくさんあるから、衣服費を節約したい!」と思ったとします。そして衣服費の支出を細かく見ていくと、特に週末のショッピングモールでの支出が多いことがわかりました。
なぜショッピングモールでの買い物が多いかと考えると、このような理由があることに気づきました。
- 週末は家族が揃うタイミングであり、服の購入には試着が必要だから
- ショッピングモールに行く理由は、子どもの遊び場もあり、カフェなどの休憩スペースもたくさんある。食材や日用品の購入などなんでも揃って便利だから
- ショッピングモールに行く理由は、雨でも濡れずに買い物ができるし、車を所有しているので大量に購入しても持ち帰ることができるから
- 子ども服をブランドショップで購入する理由は、ブランド服だとフリマアプリで高く売れるから
このことがわかったとき、あなたはどんな行動をとりますか?
衣服費を節約したい!というところから 様々な気づきを得ることができます。
- 服の試着は本当に必要か?
- そもそもショッピングモールで服を買う必要はあるのか?
- 車で行くから、たくさん買ってしまうのでは?
- 新品のブランド子ども服のリセールはいくらだろう?
この気づきを得ることが、まず一つの関門。
そこから、変化をするには・・・
- 服の試着は本当に必要か?
→ちょっとくらい大きくても補修すればいいかもしれない - そもそもショッピングモールで服を買う必要はあるのか?
→セールの新品よりも、中古服でいいかもしれない - 車で行くから、たくさん買ってしまうのでは?
→車があるから、雨でも外出するし沢山購入してしまうのかもしれない。 - 新品のブランド子ども服のリセールはいくらだろう?
→服を売却するまでの手間は結構かかる。(フリマアプリを使う時は、写真を撮って、内容を記載して、購入希望者とやり取りをしなければいけない)この手間を考えると、リセールは見合わないかもしれない
ここまで考えることは、比較的誰にでもできます。
ですが、実際に行動に移せる人の考え方は、根本から違います。
ポイントは、
・面倒くさがらない
・変化を恐れない
・新しい経験に、ワクワクできる
ということだよっ!!
具体例をあげてみると、こんな感じ
- 服の試着は本当に必要か?
→ちょっとくらい大きくても補修すればいいかもしれない
■子どもと一緒に服用ボンドで裾直しをしたら、工作みたいでとても楽しそうにしていた!保育園でも、自分で直したと言って自慢しているみたい! - そもそもショッピングモールで服を買う必要はあるのか?
→セールの新品よりも、中古服でいいかもしれない
■中古服だと、誰とも服が被らない!ビンテージものを着こなすのも楽しい! - 車で行くから、たくさん買ってしまうのでは?
→服を購入するなら、フリマアプリで十分かも。
→車があるから、雨でも外出するし沢山購入してしまうのかもしれない。
■車がなければ、たくさん歩くようになった!
■雨の日は家で読書をすることが習慣になり、勉強習慣が身についた! - 新品のブランド子ども服のリセールはいくらだろう?
→服を売却するまでの手間は結構かかる。(フリマアプリを使う時は、写真を撮って、内容を記載して、購入希望者とやり取りをしなければいけない)この手間を考えると、リセールは見合わないかもしれない
■ブランド服を買わなくなったことで、子ども服の汚れが気にならなくなった!
■子どもも思いっきり遊べて、服の汚れで怒ることも減って楽しそう!
このように衣服費の節約を目指すときも、ただやみくもに衣服を買わない!とするだけでは不十分です。本当に大切なことは、もっと根本のところ。
当たり前だった生活スタイルに気づき、生活スタイルの変化を楽しむという柔軟さです。
こうした適応力が、節約をただの我慢ではなく豊かさを伴うものに変えてくれます。
一方で、現状を維持したまま節約を図ろうとする人は、選択肢が限られがちです。変化を恐れて今の生活に固執すると、節約が「我慢」としてしか機能せず、楽しみを見出せません。
節約に幸せを見いだすには、変化に対する前向きな姿勢が欠かせないのです。
2. 失敗を前提に行動するか
「失敗を前提にする」という姿勢も、節約で幸福を追求するために重要なポイントです。
節約を続けるには、自分に合った方法を試行錯誤しながら見つけることが求められます。
たとえば、衣服の節約のために子供服のリメイクを取り入れることを選ぶとします。
初めてのリメイクは、それだけで時間がかかってしまい
仕上がりもあまり良くなかったり・・。
これを失敗でタイパもコスパも悪い!と決めつけてしまうことは簡単。
でも、そこで諦めずに、時間を短くできる方法を検討したり
もっと楽にお金もかけずに補修する方法を調べたり・・・
そうすると、新しい発見が出てきます。
我が家では、「裁ほう上手」という衣服用ボンドで半袖にリメイクしたり、
裾直しをしたりしたものがたくさんあります。
だいたいワンコインくらいで購入できて、直すのも普通のボンドのように切って貼るだけ。
洗濯乾燥機OKの商品も出てきているので、乾燥機ユーザーにも最高!
わざわざミシンを購入したり、手縫いで時間をかけなくても
服の補修は簡単にできます。
ここで得られた学びは
「頭の中で考えただけで行動を起こさないというのは、何もしない(浪費の生活スタイルを変化させようとしない)ことと同じ」
「行動を起こせば、失敗もするが、うまく行く方法を探すことができる」
ということ。
実際に行動を起こしてみることで「タイパ、コスパが悪いから」と思っていた方法が、実はそうではないことに気づけることがたくさんあります。
そこで、やっと自分にとっての心地よい節約が分かります。
失敗を重ねながら、その都度改善していくことが節約を継続するカギになります。
反対に、頭の中だけで考えて実際に行動しないことが浪費の思考。
失敗を恐れて節約に臨むと、不安から行動を起こせず、かえって無駄な出費を続けていることに気づきません。
また、一度決めた節約方法を「絶対に守らなければならない」と考えるのも失敗を招く要因です。成功への道筋は一度の成功だけではなく、失敗から学ぶことによって築かれます。
3. 不便を楽しむ心を持っているか
「不便を楽しむ心」を持つことも、節約を成功させるためには欠かせません。
節約で幸せになれる人は、不便な状況を否定するのではなく、その中に新たな楽しみを見出そうとします。
たとえば、キャンプやDIYがその良い例です。
現代の快適なインフラ(車や、電気、ガス水道が簡単に使えること)を離れて、手間をかけて料理をしたり、普段使わない道具で作業をしたりする経験が、節約の中で豊かさを感じる要素になります。
私は、ミニマリストという「必要最小限のもので生活する」という生活スタイルをとっていますが、それにも通じるものがあります。
できるだけ「買って済ます」ようなことをせずに、
自分の力で、できることをやっていく。
これは不便ではありますが、その分だけ生活力は高まります
私たちの生活には、車はありません。
買い物に行くにも、片道30分かかる場所に、自転車で買いに行きます。
雨の日も、寒い日も、基本的には徒歩か自転車での移動。
夫は「車がないと、子どもと移動するのに不便じゃないか?」
と心配していましたが
実際に過ごしてみるとそんなこともありません。
かえって、子どもたちと歩くことも増えて
危ない場所(交差点での渡り方)や、
歩き方(交通量の多い道では、蛇行して走らない)など
生活に必要な知識を色々と伝えることができているように思います
雨の日は、視界が悪くて足元が滑りやすいことが体感できます。
雨に濡れたままでいると、寒くて体が震えることもわかります。
こうやって、少しずつ どうしたら不快にならないか?を体験する時間を子どもたちと過ごす時間は貴重なものだと思いませんか?。
一方、不便さを単なるマイナスとして捉えてしまうと、節約は苦痛となります。
便利さを追い求める現代社会では、不便さに価値を見出すことが難しいかもしれませんが、不便だからこそ感じられる充実感を意識することで、節約は幸福なものへと変わります。
4. 明確な目標を持っているか
節約を成功させるには、「目標を持つこと」が非常に大切です。節約の目的が不明確で「なんとなく」行っている人は、満足感が得られず不幸に感じやすいです。
目指す未来があれば、その目標に向かって努力する過程で節約も前向きなものになり、苦しさを感じません。
たとえば、家を購入したい、子どもの教育費を貯めたい、65歳以降は世界を旅しながらゆっくり余生を暮らしたい。など、具体的な目的があれば、節約が「我慢」ではなく、将来への投資に変わります。
ここでポイントなのは、具体的な目標をより明確化させること
家を購入したいのであれば、いつまでに購入したいのか
エリアはどこで考えているか?その地価はどれくらいか?
どれくらいの間取りで、広さなのか
庭の有無まで考えます。
そうすることで、目標が明確になります。
ざっくりとした目標
「ざっくり10年後までに、1000万円の頭金があればいいかなぁ・・・」
というのでは、
いざ、家を買おうと動いた時に
暮らしたいと思うエリアの地価にはまだまだ足りなかった・・・
もっと庭が広い家が良かったけど、お金が貯まらなかったから妥協しよう・・・
ということになりかねません
予算が明確になると、行動がどのように変わるか?
10年後に1000万円貯めなければならない
といった、期限の迫った目標ができると
1年で100万円の貯蓄をする必要があることがわかります
毎月の手取りが 仮に30万円だとすると
月9万円弱は貯蓄する必要があると気づきます。
そこで、毎月9万円は強制的に貯蓄に回して
それ以外で生活費をまかなう
という行動を取れれば 目標も自然に達成することができるのです。
これまで、強制的に貯蓄に回したことがない人にとっては
生活習慣の大幅な改善が必要になります。
そして、ほとんどの人にとっては 生活習慣の改善は苦痛なものです。
(「毎日のコンビニ通いをやめる」といった些細なことでさえも、生活習慣を変えるのにはかなり苦痛を感じるはずです。)
でも、事前に明確な目標設定をしておくことで
「あの家を購入するために節約しているんだ!」
と強く心を保つことができます。
要は、生活習慣の大胆な変革のためには 強い目的意識がないと達成ができないということです。
強い目的意識を作るために、例えば、住宅の購入であれば 地価や間取り、庭の有無などが 目の前で思い描けるくらいの明確な目標を設定します。
そうすることで、生活習慣を大胆に変化させ 節約体質になることができるのです。
このように、節約を実行する目的が明確であることで、日々の節約が苦痛ではなくなり、自己実現への一歩と感じることができます。
目標のない節約は、単なる支出の抑制に過ぎず、不安やストレスの原因となりかねません。明確な未来像があることで、節約へのモチベーションが持続し、最終的には理想的な生活に近づけるのです。
5. 長期的な視点を持っているか
節約で幸せになれるかどうかの最後のポイントは、「長期的な視点を持っているか」です。
節約を短期的な成果だけで判断してしまうと、長続きしない場合が多いです。
たとえば、こんな経験はありませんか?
ダイエットのために低カロリー食品(3食全てりんごだけとか。)ばかり選んでいたら、ある日イライラが爆発して ドカ食いしてしまった・・・
これは、食事に満足感が得られず、体重のリバウンドに繋がった例ですが
実は節約についても、同じことがいえます。
いきなり節約上級者の節約生活を自分たちの生活に取り入れようと思っても、難しいことが多い。。
それは、大きな変化に心と身体が適応できないから。
なので、最初は中学生でもできるくらいの簡単な節約(かつ生活習慣の変化が不要で、1度やってしまえば効果が半永久的に続くもの)から始めます
そして簡単な節約がひととおり終わったところで、
生活習慣の変化を必要とする長期的な節約を始めていくというのが王道
簡単な節約とは、たとえば以下のようなこと
- スマートフォンの通信費の見直し(格安SIMの導入)
- 電気・ガス代の見直し(エネチェンジやenepiを使って見積もり)
そこから少しレベルを上げると
- これまで溜めてきたモノを捨てる
┗捨てるほどに、シンプルな生活になり、ものを無くさなくなる
ものを無くさないということは、節約に直結する - 自炊の先駆けとして、まずはご飯と味噌汁だけ作ってみる
┗続けることが大事。続けられないなら、ご飯を炊くだけでもOK
徐々にレベルアップすることを前提に
もっとレベルを上げると・・・
- 断捨離をして、さらにスッキリと暮らす
┗引越し費用がほぼかからず、モノも少ないので家賃が減る - 完全に自炊をする
┗ご飯と味噌汁になれてきたら、自分でおかずも作る - 車を手放すためのステップとして、電動自転車を導入してみる
┗車の維持費と、電動自転車+タクシーの費用とどちらが高いか計算する
こういったことができるようになってきます
以下の記事で、具体的なステップについて解説してるよっ!
レベルが上がれば上がるほど、より生活習慣に密着したものになり
いきなりそのレベルにたどり着くことは難しい。。
でも、続けられるものから、続けられるレベルで行なっていくと
徐々にレベルアップすることができます。
そのため、長期的に持続可能な方法で節約を考えることが大切です。
また、先ほどの例でもちょっとだけ挙げていますが
短期的な節約と長期的な節約のバランスも重要です。
すぐに結果が出る節約も効果的ですが、同時に、数年かけてスキル(自炊、断捨離、車のない生活の送り方)を積み重ねることで生活の質を下げずに節約できる長期的な視点が求められます。
節約は一時的なものではなく、持続可能なライフスタイルの一部です。
短期的な節約が無理なく続けられ、長期的な効果も得られることを理解することで、生活に無理なく節約を取り入れられます。
最終的に理想とする生活を達成するためには、時間をかけて自分のペースで積み重ねる節約が、幸せにつながる節約です。
この5つのポイントを意識することで、節約を単なる「支出の抑制」から、生活の豊かさや理想の未来への道とすることが可能です。節約はあくまで手段であり、自分の人生を豊かにするためのものです。これらの違いを知り、節約の「正解」が一つではないことを理解することが、幸福な節約の第一歩となります。